漁労作業定量評価手法及び漁業用軽労化スーツの開発

タイトル 漁労作業定量評価手法及び漁業用軽労化スーツの開発
担当機関 (国研)水産研究・教育機構 水産工学研究所
研究期間 2011~2015
研究担当者 高橋秀行
田丸修
伏屋玲子
高木儀昌
発行年度 2016
要約 小型底びき網漁業を主対象として労働実態調査を実施し、作業負担が大きく改善が求められる作業を検出しました。結果、漁獲物選別作業に最も時間がかかり、作業台などを用いていない場合には身体負担も大きくなることがわかりました。また、漁業で頻繁に見られる前屈みでの作業の際に腰部負担を軽減する漁業用軽労化支援スーツを開発しました。
背景・ねらい 安全で快適な漁業労働環境のためには漁労作業を分析し、危険な作業や身体負担の大きい作業を改善する必要があります。そこで代表的な沿岸漁業種類である小型底びき網漁業を主対象として、人間工学的手法などを応用した労働実態調査を行い、負担の大きい作業を見出して改善する方策を検討しました。
成果の内容・特徴 主な作業の所要時間と身体負担を分析したところ、全調査事例で漁獲物選別に最多の時間を要していました。作業姿勢の有害度を4段階評価するOWAS法で同作業の身体負担を分析したところ、甲板上で選別する場合に負担が大きく、作業台などを活用することで負担が小さくなることがわかりました。漁業全般に,足腰に負担の大きい前屈み姿勢での作業が多く見られるため,装着することで前屈み作業時の腰部負担を1~3割ほど軽減する漁業用軽労化支援スーツを開発しました。漁業用としてライフジャケット装着、塩害対策などの仕様を盛り込みました。 
成果の活用面・留意点 開発した評価手法の応用により、様々な漁業種類の作業の特徴が解明されることが期待されます。軽労化支援スーツの普及により、健康な身体で長く働き続けられる漁業者が増えることが期待されます。
研究内容 http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=6139&YEAR=2016
カテゴリ 軽労化

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