タイトル | 米ぬか施用による土壌の物理・化学性の変化がコナギの生育を抑制する |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター |
研究期間 | 2012~2016 |
研究担当者 |
野副卓人 内野彰 三浦重典 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 土壌極表層の水中沈定容積とコナギの個体数には有意な負の相関が認められる。移植時に米ぬかを施用すると、移植後1ヶ月間の前半では土壌溶液の電気伝導度(EC)、後半では水中沈定容積の増大により、補完的にコナギの生育が抑制される。 |
キーワード | 水中沈定容積、コナギ、有機農業、水田、EC、米ぬか |
背景・ねらい | 水稲の有機栽培において、コナギは最大の難防除雑草である。広く普及している米ぬか施用による防除は有効ではあるが、その機作は充分に解明されていない。これまでの研究では、有機酸等の生育阻害物質量と関連する土壌溶液の電気伝導度(EC)が大きいほどコナギの発芽が抑制されることが明らかになっている(2012年度研究成果情報)。土壌の物理性については、「トロトロ層」の形成が種子の埋没を促し、結果的に光が遮断されることによって発芽が抑制されるといわれているが、評価方法については確立されていない。そこで、土壌極表層の水中沈定容積(水中で自然に沈降した土壌の占める体積に相当)と土壌溶液のECを用いて、米ぬか施用によるコナギの生育抑制の機作について明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/carc/2016/carc16_s05.html |
カテゴリ | 有機農業 有機栽培 肥料 病害虫 栽培条件 雑草 水田 水稲 難防除雑草 防除 |