タイトル | ニホンジカ(ホンシュウジカ)は幅15cmの縦長の隙間と地面から高さ20cmの横長の隙間を通り抜ける |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター |
研究期間 | 2015~2016 |
研究担当者 |
堂山宗一郎 江口祐輔 上田弘則 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 縦長の隙間(高さ120cm固定)では、ニホンジカ(ホンシュウジカ)の成獣メスが17.5cm、0歳が15cmの幅を通り抜ける。横長の隙間(幅220cm固定)では、成獣メスが地面から27.5cm、0歳が地面から20cmの高さを通り抜ける。 |
キーワード | ニホンジカ、ホンシュウジカ、通り抜け、防護柵、隙間の大きさ |
背景・ねらい | ニホンジカによる農林業被害が深刻な問題となっており、農作物被害金額、被害面積、被害量のすべてにおいて獣類の中で最も多くなっている。これらの対策として、農地や造林地での侵入防止柵の設置が全国的に行われているが、柵に生じた隙間をシカが通り抜けて侵入する事例が多く見られる。しかし、シカが長い四肢を有していることや、跳躍力が高いという一般的なイメージから、柵の高さが重視され、柵の隙間対策が軽視されることも多い。このような状況の改善には、障害物の隙間に対するシカの行動や通り抜けの可否を科学的に調査する必要がある。本研究では、本州に生息するニホンジカの亜種ホンシュウジカによる行動実験により、縦長および横長長方形の隙間に対する行動特性を調査し、彼らが通過可能な隙間の大きさを明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/warc/2016/warc16_s06.html |
カテゴリ | シカ 鳥獣害 防護柵 |