タイトル | 検疫有害植物Candidatus Liberibacter solanacearumを検出できる新規プライマーセット |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2015~2016 |
研究担当者 |
藤原和樹 藤川貴史 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 新規に開発したPCRプライマーにより検疫有害植物Candidatus Liberibacter solanacearum(Lso)を特異的かつ高感度に検出できる。本プライマーは、コンベンショナルPCRおよびリアルタイムPCRのいずれにも利用できる。 |
キーワード | Candidatus Liberibacter solanacearum、遺伝子診断、PCR法 |
背景・ねらい | Candidatus Liberibacter solanacearum(Lso)は、ナス科およびセリ科植物に感染する難防除病原細菌である。本菌は国内未発生のキジラミ類によって媒介されるが、近年、ニンジンにおいて種子伝染が疑われており、ニンジン種子のグローバルな流通の下、わが国はじめ世界各国で侵入が警戒されている検疫有害植物である。 現在、国内外の種苗検査機関や植物検疫機関において、Lso汚染種子の検査はPCR法(コンベンショナルPCRおよびリアルタイムPCR)により実施されている。しかし、既存のLso検出用PCRプライマーは近縁種Candidatus Liberibacter asiaticus(Las)の検出用プライマーを基に作製されていることもあり特異性が低い。また、コンベンショナルPCRとリアルタイムPCRとで用いるプライマーがそれぞれ異なっているために、それぞれの検出結果について偽陽性・偽陰性の確認や、検出結果の再現性検証が求められている。そこで検出の再現性検証がし易いように、コンベンショナルPCRおよびリアルタイムPCRいずれの検出法でも利用可能で、特異性が高い新規プライマーを新たに開発する。
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成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/karc/2016/karc16_s03.html |
カテゴリ | 病害虫 植物検疫 せり なす にんじん 防除 |