タイトル | ウンシュウミカンの雄性不稔性は花粉数の減少を要因として後代に遺伝する |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 |
研究期間 | 2014~2016 |
研究担当者 |
後藤新悟 吉岡照高 太田智 喜多正幸 浜田宏子 清水徳朗 |
発行年度 | 2016 |
要約 | ウンシュウミカンの雄性不稔性は花粉充実度が低下することではなく、1葯あたりの花粉数が減少することにより引き起こされる。花粉数を減少させる遺伝的な要因は細胞質ではなく核側にあり、その雄性不稔性は交雑した後代に高い遺伝率で遺伝する。 |
キーワード | ウンシュウミカン、雄性不稔性、花粉数、花粉充実度、遺伝率 |
背景・ねらい | ウンシュウミカンは葯の発育不良による強い雄性不稔性を有し、その後代では「清見」などの雄性不稔性を備えたものが複数出現している。無核性品種育成を目的に、これまで雄性不稔性を持つこれら品種を親とする交配が行われてきているが、その効率的育成を実現するためにDNAマーカーを利用した早期選抜技術の開発が期待されている。カンキツの雄性不稔性に関しては核と細胞質の相互作用を原因とするモデルが提唱されているが、葯の形態観察や、細胞質側にのみ着目した研究が中心で、花粉数や花粉充実度との関係や、核側の遺伝性については十分に解明されていない。そこで本研究では雄性不稔性の連鎖マーカー開発を目標に、まず花粉数と花粉充実度から雄性不稔性を定量的に評価するとともに、複数の交雑集団を用いてその遺伝性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nifts/2016/nifts16_s21.html |
カテゴリ | 育種 温州みかん DNAマーカー 日向夏 品種 その他のかんきつ |