タイトル | 規模の大きい農場では豚インフルエンザウイルスの不顕性感染と遺伝子再集合が起こりやすい |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 |
研究期間 | 2010~2016 |
研究担当者 |
西藤岳彦 竹前喜洋 菖蒲川由郷 斉藤玲子 内田裕子 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 飼養頭数の多い養豚場では、豚インフルエンザウイルス(IAV-S)の不顕性感染が起こりやすく、そうした農場では豚やヒトで流行しているインフルエンザウイルスが遺伝子再集合した多様な遺伝子の組み合わせを持ったウイルスが分離される。 |
キーワード | 豚、インフルエンザウイルス、農場、飼養数、不顕性感染 |
背景・ねらい | 豚インフルエンザウイルス(IAV-S)は、豚に急性の呼吸器疾患を引き起こすだけでなく、不顕性感染によって豚群で維持されることが明らかになっている。また、豚は、ヒトや鳥で流行するA型インフルエンザウイルスに感染することがあるため、異なるウイルスが豚に同時に感染した場合、様々な遺伝子の組み合わせのウイルスが産生される(遺伝子再集合)。しかしながら、IAV-Sの調査の多くは、疾病の通報に伴い実施されるため、不顕性感染と遺伝子再集合の関連についてはよく分かっていない。ベトナムは、アジアで中国に次ぐ第2位の豚飼養頭数を誇り、数頭程度を飼養する家族経営農場から規模の大きい会社経営農場など多様な形態の養豚場を有している。この特性を活かし、IAV-Sの不顕性感染や遺伝子再集合に与える農場側の要因を明らかにすることを目的としている。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niah/2016/niah16_s12.html |
カテゴリ | 経営管理 豚 |