タイトル | 水路の表面被覆補修の施工区間長さとパターンが通水性改善に与える効果 |
---|---|
担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門 |
研究期間 | 2015~2017 |
研究担当者 |
中田達 浪平篤 樽屋啓之 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 水路壁面の補修箇所がパッチワーク状に混在していても、水路断面形状を変えず補修量が同じであれば、水位低下効果は同じである。水路の溢水対策の計画においては、通常の不等流解析により、補修施工区間の適切な位置と総延長を設計することができる。 |
キーワード | 水理機能診断、粗度係数、表面被覆工法、補修水路、損失水頭 |
背景・ねらい | 老朽化した水路壁面の摩耗は水位の上昇を招き、溢水などの水利用上の被害につながりかねない。水路の長寿命化のために、劣化・損傷の大きな部分からパッチワーク状に表面被覆工法による補修がなされた水路が見られる(図1(a))。これまでの水路補修では、水路断面形状に変化があっても粗度係数の改善で通水性は確保できるとみなされてきたが、通水性低下による溢水等の水利用上の問題に対しては、水路幅や水路勾配が一様となるような補修が効果的である。しかし、このように異なる粗度係数が混在した水路の補修計画を設計する上で、補修の施工区間のパターンが通水性に与える影響は未解明である。そこで、水理模型実験により、パッチワーク状の補修による粗度係数の減少が水位低下に及ぼす効果を評価するとともに、補修水路の水理設計に用いられる不等流解析による水面形追跡の適用可能性について確認する。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2017/nire17_s07.html |
カテゴリ | 水管理 |