タイトル | ワタアブラムシのチトクロームP450遺伝子のネオニコチノイド剤抵抗性への関与 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2014~2017 |
研究担当者 |
上樂明也 桑崎誠剛 平田晃一 下村肇 岩佐孝男 |
発行年度 | 2017 |
要約 | ネオニコチノイド剤に抵抗性を示すワタアブラムシ系統では、2つのチトクロームP450遺伝子CYP6CY22とCYP6CY13の過剰発現がネオニコチノイド剤抵抗性の発達に関与している可能性が高い。 |
キーワード | 解毒酵素、RNA-seq解析、過剰発現、発現系、抵抗性モニタリング |
背景・ねらい | 近年、野菜の重要害虫であるワタアブラムシ Aphis gossypiiでは基幹剤であるネオニコチノイド剤に対する抵抗性を発達させた個体群の分布拡大に伴う農業被害の拡大が懸念されている。現在までに、ワタアブラムシのネオニコチノイド剤抵抗性の要因として、ニコチン性アセチルコリン受容体における突然変異を特定している。この突然変異が抵抗性の主要因であると考えられるが、代謝酵素阻害剤を用いた試験結果からチトクロームP450遺伝子による解毒代謝活性増大の抵抗性への関与も予想される。しかし、該当するチトクロームP450遺伝子の特定および機能解析は難しく、明確になっていない。そこで本研究では次世代シーケンス解析により抵抗性関連候補のチトクロームP450遺伝子を選抜し、各種ネオニコチノイド剤の代謝試験による検証を行なって関連遺伝子の有無を特定する。これにより、ネオニコチノイド剤抵抗性モニタリング技術開発につなげる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2017/nias17_s23.html |
カテゴリ | 害虫 DNAマーカー 抵抗性 モニタリング わた |