タイトル | 東南アジアの潅漑水田における節水型水管理AWDによるメタン排出削減 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2013~2017 |
研究担当者 |
南川和則 常田岳志 八木一行 Agnes Tirol-Padre Dang Hoa Tran Kristine Samoy-Pascual Amnat Chidthaisong Ali Pramono |
発行年度 | 2017 |
要約 | 表面水深を指標として実施する水管理手法であるAWD(Alternate Wetting and Drying)は、東南アジア4地点の潅漑水田におけるメタン排出を、常時湛水と比べて、平均で31%削減する。 |
キーワード | 温室効果ガス、温暖化緩和策、水田水管理、排出係数、土壌炭素 |
背景・ねらい | 国際稲研究所が開発した節水を目的とする水管理技術であるAWD(図1)は、アジアを中心とする水稲生産国において普及活動が展開されている。農研機構(旧農環研)では、国内で行われている中干しの期間延長が、水稲収量を減らすことなく、温室効果ガスであるメタン(CH4)のさらなる排出削減に有効であることが実証してきた。中干し延長の応用として、AWDも節水に加えて、水稲収量を維持しつつCH4の排出削減を実現できると考えられるが、アジアの多様な環境条件における定量的な効果は十分に把握できていない。 そこで本研究では、東南アジア4地点(ベトナム・フエ、タイ・プラチンブリ、フィリピン・ムニョス、インドネシア・ジャケナン)おいて3年間の圃場実験を実施し、乾季作と雨季作の年2作の潅漑水田におけるAWDの効果を、水使用量(潅漑水+降水)、水稲生産性、そして温室効果ガス排出の観点から評価する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2017/niaes17_s12.html |
カテゴリ | 水田 水稲 施肥 肥培管理 品種 水管理 |