タイトル | 高度な水管理のための水田水温シミュレーションモデル |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2011~2017 |
研究担当者 |
丸山篤志 根本学 濱嵜孝弘 石田祐宣 桑形恒男 若杉晃介 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 水田の熱収支モデルに、流入・流出による貯熱量変化や水深による田面の粗度長変化を組み入れることで、日単位の気象データから水田水温を精度よく推定するモデル。深水管理による水温上昇効果や灌漑時刻による温度変化のシミュレーションが可能になる。 |
キーワード | 水温、水田、粗度長、熱収支、水管理 |
背景・ねらい | 水田水温は水稲の生育や収量を左右するとともに、温室効果ガスの発生にも多大な影響を及ぼす。しかしながら、深水管理による温度上昇効果や灌漑時刻による温度変化など、各地で経験的に知られている水管理方法による熱環境の変化は、既存の熱収支モデルではうまく説明することができない。そこで新たに、水深による水田表面(田面)の凸凹の変化に着目し、それを考慮した熱交換過程をモデル化することで、気象データから様々な水管理条件に対応して水田水温を精度よく推定できるシミュレーションモデルを開発する。さらに、同モデルを用いて水深や灌漑時刻による温度変化傾向を明らかにした上で、水温を制御する高度な水管理に活用できるルックアップテーブル(LUT)を整備する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2017/niaes17_s07.html |
カテゴリ | 寒地 高温対策 水田 水稲 凍害 水管理 |