タイトル | ゲノムワイド関連解析によるイネの側根形成に関与する遺伝子座の特定 |
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担当機関 | (国研)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
Wissuwa Matthias Wang Fanmiao 石崎 琢磨 Kretzschmar Tobias |
発行年度 | 2018 |
要約 | ゲノムワイド関連解析により検出された遺伝子座qTIPS-11はイネ生育初期の側根形成に関与する。推定される原因遺伝子はグリコシル加水分解酵素遺伝子である。この機能型対立遺伝子は、より多くの側根を持つ直播適性に優れたインド型イネ品種の開発に利用できる。 |
キーワード | イネ, ゲノムワイド関連解析, 根端, 側根, 直播 |
背景・ねらい | 近年、イネにおいては移植栽培から直播栽培への移行が生じている。イネの直播栽培においては苗立ち性に優れること、すなわち、播種後速やかに健全な苗に生長する特性が重要である。しかし、近代インド型イネ品種は移植栽培を前提に育成され、苗立ち性には必ずしも優れていない。苗立ち性には、生育の極初期においては種子の大きさおよび種子のアミラーゼ活性など、種子から幼苗への養分移動に関する形質が関与するが、その後の生育段階においては根による栄養および水分の吸収が重要となる。栄養および水分の吸収は主に側根が担うことから、苗立ち性を向上させる上では生育初期により多くの側根を発達させることが鍵となる。本研究は、生育初期における側根形成に関与する遺伝子座および候補遺伝子を同定し、直播栽培への適性が高いインド型イネ品種の開発に資することを目的に実施する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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オリジナルURL | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2018_b03 |
研究内容 | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2018_b03 |
カテゴリ | 直播栽培 播種 品種 |