タイトル | 北海道における水稲乾田直播栽培の前年整地体系と高低差マップ |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2013~2018 |
研究担当者 |
吉田晋一 長南友也 村上則幸 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 水稲乾田直播栽培の前年整地体系は、小麦収穫後・積雪までに整地(耕起・均平)し、春作業を省力化する。泥炭土における輪作のモデルケースでは、慣行体系に比べて春の整地作業時間を、圃場内の高低を示すマップ無しで3割弱、有りで5割弱削減できる。 |
キーワード | 水稲乾田直播栽培、均平作業、水田輪作、田畑輪換、高低差マップ |
背景・ねらい | 南空知地域の泥炭地帯では、水稲乾田直播栽培(以下、水稲乾直)・小麦・大豆を組み合わせた水田輪作(田畑輪換)が行われている。しかし、泥炭土であるため均平が保ちにくく、特に小麦・大豆作から復田する際の均平作業に長時間を要し、水稲育苗作業などと競合して労働ピークとなる。これに対して、小麦収穫後・積雪までに整地(耕起・均平)し、翌春水稲乾直を行う前年整地体系が提案され、その収量と生育は慣行体系と同等であることが明らかにされている。そこで、前年整地体系と、圃場内の高低を示したマップ(高低差マップ)の作業技術的・経営的な効果を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
1)公的機関や民間企業が高低差マップの作成サービスを提供している例がある。また、GNSSレベラーに作成機能を実装する予定である。 2)前年整地体系は特に水稲乾直を大規模に行う経営や、均平が保ちにくい泥炭土の地区で有効である。
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2018/18_001.html |
カテゴリ | 育苗 乾田直播 経営管理 小麦 省力化 水田 水稲 大豆 排水性 春作 輪作 |