タイトル | 着脱容易で耐久性のある果実被覆資材によるリンゴ日焼け軽減技術 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 |
研究期間 | 2015~2017 |
研究担当者 |
本多親子 岩波宏 松田賢一 大城克明 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 果実への着脱が容易で繰り返し使用可能な果実被覆資材を、強い直射日光にさらされる部位に着果している日焼け発生リスクの高い果実に被覆することで、簡便に日焼けの発生を軽減させることができる。 |
キーワード | 温暖化、遮光資材、散光性、化繊布、果面温度 |
背景・ねらい | 近年、温暖化の影響による猛暑や残暑の厳しい年が増え、リンゴにおける日焼け果(図1)の発生が問題となっている。日焼け果の発生は、強い直射日光が果実に当たり果実表面温度が極端に高くなることが原因と考えられている。 果実の日焼け対策としては、これまで樹全体を寒冷紗で覆う方法が一般的に用いられてきた。しかし、日焼けは、全ての果実に発生するわけではなく、樹の外縁部の強い直射日光にさらされる部位に着果した果実で多く発生することが知られている。これら一部の果実の日焼けを防ぐために樹全体を寒冷紗で覆うことは、多大な労力と経費がかかり、効率が悪い。そこで、着脱が容易で繰り返し使用可能な果実被覆資材を用いて、日焼けしそうな果実だけを選択的に遮光して日焼けを軽減する技術を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
1)カサ状散光性資材は「サンチル」として(株)能任七で製造・販売。白色化繊布は「サンテ」として販売(製造販売元:東洋殖産(株)、販売代理店:三島殖産(株)、石川殖産(株)、岡崎殖産(株)、千葉殖産(株)、東洋サービス(株)、全国のJA・一部の全農本部)。 2)日焼け果の発生の軽減が確認されている品種には、「秋星」(石川県金沢市)、「ふじ」(富山県魚津市)、「つがる」(岩手県盛岡市)がある。
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nifts/2018/18_057.html |
カテゴリ | 害虫 しそ 出荷調整 日焼け果 品種 りんご |