タイトル | LAMP法による簡易迅速、低コストな遺伝子組換え検査法 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究期間 | 2012~2018 |
研究担当者 |
高畠令王奈 真野潤一 橘田和美 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 本検査法は、Loop-mediated isothermal amplification(LAMP)法に核酸クロマトグラフィー技術を適用することによって、従来の遺伝子検査に用いられてきた高額な分析装置を不要とする、簡易迅速且つ低コストな検出技術である。 |
キーワード | 遺伝子組換え、検知、LAMP法、核酸クロマト、簡易迅速 |
背景・ねらい | 遺伝子組換え(GM)作物の種類は年々増え続けており、その全てを系統毎に逐一検知することは実質的に困難になってきている。現在広く実施されているPCR検査は非常に有効ではあるものの、高価な機器を必要とし、検査結果が得られるまでに数時間かかるということも指摘されている。従来のGM作物検査では、カリフラワーモザイクウイルスの35Sプロモーター(P35S)のような、多くのGM作物に共通に導入されている配列を標的とした効率的なスクリーニング手法が導入されているが、P35Sを持たないGM作物も急激に増えてきている。現状では、このようなGM作物に関しては、新たに系統特異的な検査法を開発し、現行法に追加することで対応せざるを得ないが、検査法追加にかかる時間やコストはそのまま蓄積していくことから、今後検査法を見直す必要があると思われる。このような背景から、GM作物検査の簡易迅速化あるいは効率化が強く求められている。核酸クロマトグラフィー(核酸クロマト)は遺伝子検査法の一種で、標的核酸の有無を目視で判定可能な技術であり、Polymerase Chain Reaction(PCR)法の結果判定では多くの分野で利用されている。本研究では、Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法を基盤技術とし、さらに増幅核酸の検出に核酸クロマト技術を導入することによって、検査の簡易迅速、低コスト化を試みる。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nfri/2018/nfri18_s15.html |
カテゴリ | カリフラワー コスト 大豆 低コスト とうもろこし |