タイトル | 有用天敵ヒメハナカメムシ3種は外傷性受精を行わない |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
谷合幹代子 新川徹 前田太郎 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 生物農薬として有用な3種のヒメハナカメムシ類は近縁種のトコジラミ上科昆虫とは異なり、交尾管を通して雄から雌へ精子を受け渡し、外傷性受精は行わない。これら3種の大量増殖・放飼による土着近縁種雌に対するダメージは無いと考えられる。 |
キーワード | 外傷性受精、天敵昆虫、トコジラミ上科、コピュラトリーチューブ(交尾管) |
背景・ねらい | ハナカメムシ科昆虫の雄は鋭い刃物のような形の交尾器を持つため、近縁のトコジラミなどと同様に外傷性受精を行うとされている。3種のヒメハナカメムシ(ナミヒメハナカメムシ、タイリクヒメハナカメムシ、コヒメハナカメムシ)は、野菜などの花に集まる難防除(非常に小さく、化学農薬が効きにくい)害虫に対する生物農薬として有望視されているが、人工的に増殖した昆虫を本来の生息地以外で使用する場合は、土着天敵との異種間交尾の可能性や、交尾の際土着天敵の雌に対するダメージなどの影響を検証する必要がある。そこで本研究では、同種間交尾の様式を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2018/nias18_s24.html |
カテゴリ | 病害虫 害虫 カメムシ 土着天敵 農薬 防除 |