タイトル | イネ黒すじ萎縮ウイルスの主要な寄主植物 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
松倉啓一郎 眞田幸代 藤井智久 松村正哉 |
発行年度 | 2018 |
要約 | イネ黒すじ萎縮ウイルスはイネとコムギ、イタリアンライグラスへの感染率が高い。本ウイルスの媒介虫であるヒメトビウンカはこれら3植物上での生存率が高く、ウイルスに感染した植物を吸汁することでウイルスを保毒できる。 |
キーワード | RBSDV、フィジウイルス、長距離移動性害虫、気候変動、飼料作物 |
背景・ねらい | 近年、中国や韓国の一部地域でイネ黒すじ萎縮ウイルス(RBSDV)の被害が増加しており、国内では埼玉県でも常発している。九州では本ウイルスの発生は過去数十年間報告されていない。ただし、本ウイルスを媒介するヒメトビウンカはしばしば中国から日本へ長距離移動すること、また今後の温暖化による本種の発生量の増加が予測されていることから、今後、九州においても本ウイルスの被害が発生する懸念がある。 過去の研究により、RBSDVは多くのイネ科植物に感染することが明らかとなっているものの、主要な感染源となりうる寄主植物までは明らかとなっていない。そこで、主なイネ科植物に対する本種の感染性やヒメトビウンカによるウイルス獲得効率を調査し、今後九州でRBSDVが発生した場合に主要な感染源となる植物を推定する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2018/nias18_s23.html |
カテゴリ | 病害虫 イタリアンライグラス 害虫 飼料作物 ばら ヒメトビウンカ 品種 防除 |