タイトル | チョウ目の匂い物質結合タンパク質遺伝子クラスターの種間比較 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究期間 | 2011~2017 |
研究担当者 |
安河内祐二 楊斌 藤本章晃 佐原健 松尾隆嗣 石川幸男 |
発行年度 | 2018 |
要約 | アワノメイガやコナガの匂い物質結合タンパク質遺伝子クラスターの構造を解明し、チョウ目昆虫のゲノムデータと比較することにより、ある特定の種で重複・欠失していること遺伝子を同定でき、種特異的な機能を担う遺伝子候補を絞り込める。 |
キーワード | アワノメイガ、コナガ、匂い物質結合タンパク質、嗅覚受容、遺伝子重複 |
背景・ねらい | 匂い物質結合タンパク質(OBP)は、昆虫の触角で匂い物質に結合して嗅覚受容体(OR)まで輸送すると考えられているが(図1)、チョウ目で30~50個ほどある遺伝子の個々の機能は明らかではない。害虫が食草探索のマーカーとする匂い物質に結合するOBPを同定できれば、撹乱資材の開発など効率的な害虫防除につながる可能性がある。チョウ目の場合、OBP遺伝子はゲノム上の5カ所でクラスターを形成しているが、このうちGOBP/PBP遺伝子クラスターは2種類のGOBP(General odorant binding protein)と複数のPBP(Pheromone binding protein)遺伝子からなり、性フェロモン受容との関連性も指摘されるなど、古くから機能解析が行われている。そこで本研究では、このクラスターをモデルとして、種間における遺伝子構成の違いから、種特異的な機能を担う遺伝子を絞り込む手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nias/2018/nias18_s04.html |
カテゴリ | 病害虫 あわ 害虫 性フェロモン データベース 防除 輸送 |