タイトル | 植物の種子がアブシジン酸に応答する新たな仕組み |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 次世代作物開発研究センター |
研究期間 | 2008~2018 |
研究担当者 |
西村宜之 土屋渉 James Moresco 林優紀 佐藤浩二 貝和菜穂美 入佐知子 木下俊則 Julian I. Schroeder John R. Yates, III 平山隆志 山崎俊正 |
発行年度 | 2018 |
要約 | アブシジン酸応答で働くAHG1タンパク質は、種子休眠で重要な働きをするDOG1タンパク質と結合し、種子の発芽を制御している。AHG1やDOG1タンパク質の機能を制御することで、穂発芽しにくい農作物の効率的な開発が期待できる。 |
キーワード | アブシジン酸(ABA)、タンパク質脱リン酸化酵素(PP2C)、穂発芽、種子休眠、ヘム |
背景・ねらい | コムギやオオムギの栽培において、収穫前に穂についたままの種子が発芽する穂発芽は、品質の低下による商品価値が失われることから、農業上大きな問題になっている。植物ホルモンの一つであるアブシジン酸(ABA)は、植物が発芽に適切な時期が来るまで種子を発芽させない"種子休眠"や"乾燥ストレス応答"において重要な働きをし、穂発芽は種子休眠性と深く関わっている。種子がABAに応答する仕組みでは、タンパク質脱リン酸化酵素タイプ2C(PP2C)の一つであるAHG1が重要な働きをすることを以前報告したが、その働きは不明である。本研究では、モデル植物のシロイヌナズナを用い、AHG1タンパク質が働くための仕組みを明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nics/2018/nics18_s09.html |
カテゴリ | 大麦 乾燥 |