タイトル | アズマネザサの繁茂した耕作放棄畑を森林に再生させるための植生管理 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2008~2018 |
研究担当者 |
德岡良則 大東健太郎 渡邊浩二 山口弘 荒貴裕 中越信和 |
発行年度 | 2018 |
要約 | アズマネザサ(以下、ササ)が繁茂した耕作放棄畑ではササとの競争、動物による食害、落葉落枝の堆積が重なり合うことで樹木の定着が妨げられる。ササの繁茂した放棄畑からの早期の森林再生にはササの刈取り、樹木の播種や植裁、食害対策などの組合せが効果的である。 |
キーワード | 耕作放棄、森林再生、食害、アズマネザサ |
背景・ねらい | 農業生産の縮小や農業従事者の高齢化により、全国的に耕作放棄畑の増加が続いている。耕作放棄畑は極力減らし、作物生産圃場に再生させていくのが望ましいものの、農業・農村の構造的な変化を考えると、全ての圃場での営農再開は困難であり、農村や地域の景観管理、生物多様性の保全の観点から自然植生に再生させていくことにも関心が寄せられている。しかし、耕作を放棄し、放置するだけで地域本来の植生に戻るわけではなく、関東平野の場合、耕作放棄畑の2割以上ではアズマネザサ(以下、ササ)が繁茂して生物多様性が減少するとともに、隣接圃場にササが侵入するため、雑草管理の点でも問題になっている。 そこで、本研究では関東地域のアズマネザサの繁茂した耕作放棄畑において、地域の樹木の定着がどのような理由で妨げられるのかを野外試験により明らかにするとともに、自然植生への効果的な再生手法を提案する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2018/niaes18_s07.html |
カテゴリ | 病害虫 雑草 シカ 植生管理 播種 |