タイトル | 水田土壌中の溶存ヒ素およびカドミウム濃度低減のための気相率 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境変動研究センター |
研究期間 | 2008~2017 |
研究担当者 |
中村乾 加藤英孝 鈴木克拓 本間利光 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 水田土壌中の溶存ヒ素は気相率が閾値0.04~0.10 m3 m−3を超えると不溶化するのに対し、溶存カドミウム濃度は気相率とともに直線的に増加する。適切な水管理により気相率をヒ素不溶化の閾値よりもわずかに高めにすれば、溶存ヒ素・カドミウム濃度をともに低くできる。 |
キーワード | 水田土壌、ヒ素、カドミウム、気相率、水管理 |
背景・ねらい | 玄米中のヒ素およびカドミウム濃度を低減するには、それぞれ土壌中の溶存ヒ素およびカドミウムを低濃度に抑える必要がある。ヒ素は湛水条件下での還元状態の発達により可溶化し、落水後の酸化的条件下で不溶化するのに対し、カドミウムは還元的条件下で不溶化し、落水により可溶化する。このため、水稲によるヒ素・カドミウムの吸収はトレードオフ関係にあるとされてきた。本研究では、土壌の酸化還元状態に影響する要因として気相率(土壌の全体積のうち気相の体積が占める割合)に着目し、溶存ヒ素・カドミウム濃度との関係を明らかにする。それにより、気相率が玄米中ヒ素およびカドミウム濃度の同時抑制のための水管理の指標となりうることを示す。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2018/niaes18_s02.html |
カテゴリ | 水田 水稲 水管理 |