タイトル | 天然型アブシジン酸含有新規液剤散布処理でブドウ「ピオーネ」の果皮着色が向上 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 |
研究期間 | 2014~2017 |
研究担当者 |
杉浦裕義 東暁史 西村遼太郎 山﨑安津 薬師寺博 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 植物生育調整剤として登録が予定される天然型アブシジン酸10%を含む液剤200倍水溶液をブドウ「ピオーネ」の着色始期に果房へ満遍なく散布することにより、収穫期の果実着色を向上させる。また、果面の汚れ、果粉の溶脱および裂果は認められない。 |
キーワード | ブドウ、天然型アブシジン酸、S-ABA、植物生育調整剤、着色向上 |
背景・ねらい | ブドウ「ピオーネ」などの紫黒色系散光着色品種は、気候の温暖化で成熟期に着色に不適な高温に遭遇するようになり、着色が不十分で成熟しても品種本来の色調にならない着色不良が問題となっている。着色不良果は低級品として扱われ、安定生産の阻害要因となっており、その対策は急務である。着色不良対策として、枝幹への環状?皮処理は有効だが、着色向上効果が不安定で、また?皮部分への害虫の侵食などにより樹が衰弱する場合があり、普及の妨げとなっている。一方、アブシジン酸(以下、ABA)処理によるブドウの着色向上効果は知られているが、粉剤の処理では果面が汚れる、また展着剤の混用処理では果粉が溶脱するなどの問題がある。近年、光学・立体異性体が存在するABAの中で着色向上効果が優れる天然型ABA(以下、S-ABA)を含む液剤が海外において実用化され、着色不良対策として、我が国でも本液剤の利用が望まれている。そこで、S-ABA含有新規液剤(以下、S-ABA剤)の単用処理が「ピオーネ」の着色等の果実品質に及ぼす影響を調査し、本剤の効果の特徴を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nifts/2018/nifts18_s15.html |
カテゴリ | 病害虫 害虫 カラー 農薬 品種 ぶどう |