タイトル | 土壌改良資材と薬剤散布適期連絡システムを基本としたイネ稲こうじ病の総合防除技術 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 植物防疫研究部門 |
研究期間 | ---- |
研究担当者 | |
発行年度 | 2020 |
背景・ねらい | イネ稲こうじ病は近年全国的に多発生しています。本病の病粒が販売種子に混入するとクレームにより返品され、本菌の胞子や色素が玄米に付着すると農産物検査で規格外となります。また、病粒が混入したサイレージを牛に給与すると、避けて食べようとしません。本病による問題を解決するためには、根本的な原因である圃場での発生をいかに少なくするかが重要です。 |
成果の内容・特徴 | ・被害の発生量の評価に基づく防除計画の作成、病気が発生しにくい土壌環境の構築、薬剤散布適期連絡システムの利用方法、発生量に応じた病粒除去の4つの技術を組み合わせた総合防除技術です。 ・土壌改良資材の利用でイネ稲こうじ病の発生しにくい土壌環境を構築します。 ・極端な気象変動があっても、パソコンやスマートフォンから受け取るシステムからの防除支援情報をもとに薬剤散布適期が判断できます。 ■参考情報 ・土壌改良資材の施用を基本としたイネ稲こうじ病の総合防除技術 https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/carc/2020/20_071.html ・プレスリリース(研究成果)イネ稲こうじ病の防除技術標準作業手順書を公開 https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nipp/142915.html ・土壌改良資材と薬剤散布適期連絡システムを基本としたイネ稲こうじ病の総合防除技術標準作業手順書 https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/naro/sop/138528.html ・芦澤武人(2022)植物防疫76(2):1-4. ・芦澤武人(2019)農研機構研究報告1:39-41. https://www.jstage.jst.go.jp/article/naroj/2019/1/2019_39/_article/-char/ja ・芦澤武人(2018)関東東山病害虫研究会報 65:19-21. https://doi.org/10.11337/ktpps.2018.19 ・Ashizawa T., (2019) J. Gen. Plant Pathol. 85, 401-403. https://doi.org/10.1007/s10327-019-00854-w |
図表1 | ![]() |
研究内容 | https://www.naro.go.jp/project/results/juten_fukyu/2020/juten01.html |
カテゴリ | 稲こうじ病 害虫 総合防除技術 土壌改良 土壌環境 防除 薬剤 |