閉鎖循環システムを用いて立地条件に依存しない新しいサツキマス養殖用種苗の飼育方法を確立

タイトル 閉鎖循環システムを用いて立地条件に依存しない新しいサツキマス養殖用種苗の飼育方法を確立
担当機関 (国研) 水産研究・教育機構 水産技術研究所 養殖部門
研究期間 2016~2020
研究担当者
発行年度 2020
要約 アマゴの降海型であるサツキマスを、陸上の閉鎖循環飼育水槽を用いることで、少量の淡水で産業レベルと同等の飼育密度で卵から平均体重126gの種苗に育てることに成功した。この種苗を用いた海水飼育を陸上で継続し、平均体重1331gのサツキマスに成長した。
背景・ねらい 日本全国で冬季の低水温を利用した海面サーモン養殖が盛んに行われており、さけ・ます類で塩分耐性の強い優良種苗の作出が望まれている。種苗の安定供給を図りながら塩分耐性の強い優良種苗を作出するため、疾病リスクを管理した上で、淡水と海水を往き来するさけ・ます類のライフサイクルを同一施設内で一貫管理できる飼育技術の開発が必要である。
成果の内容・特徴 サーモン養殖では、これまで淡水と海水の飼育施設がそれぞれ必要であったが、閉鎖循環システムを用いることで一つの陸上飼育施設内の水槽ですべて対応可能な飼育方法を開発した。
成果の活用面・留意点 これまで種苗生産が行われていなかった地域でも生産が可能となる。本技術の応用により、その他のさけ・ます類を含めた、塩分耐性の強化を目的とした育種や種苗の安定生産への貢献が期待される。
研究内容 http://fra-seika.fra.affrc.go.jp/~dbmngr/cgi-bin/search/search_detail.cgi?RESULT_ID=10073&YEAR=2020
カテゴリ 育種 飼育技術

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