イネウンカ類の発生調査における粘着板捕獲サンプルを対象としたAI自動カウントシステム

タイトル イネウンカ類の発生調査における粘着板捕獲サンプルを対象としたAI自動カウントシステム
担当機関 (国)農業・食品産業技術総合研究機構 農業環境研究部門
研究期間 ----
研究担当者
発行年度 2021
背景・ねらい 国の発生予察事業では、都道府県の病害虫防除所が水稲を対象にイネウンカ類の発生調査を全国約3000地点で月2回以上行っている。調査では調査用粘着板に付着した虫を目視で計数するため、粘着板1枚の計数作業に1時間以上かかることもあり、調査者の負担が大きい。
成果の内容・特徴 ・イネウンカ類3種の雌雄や幼虫・成虫などに全18分類して、90%以上の精度で見分けるAIを開発した。
・AIによる計数では、調査用粘着板を画像化する時間を含めても、3~4分で作業が終了する。

■参考情報
プレスリリース
(研究成果) イネ害虫の発生調査で、専門家の目を持つAIがウンカ類を自動カウント - 目視では1時間以上の調査時間を3~4分に短縮 -
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/rcait/145729.html
標準作業手順書(SOP)
イネウンカ類の発生調査における粘着板捕獲サンプルを対象としたAI自動カウントシステム標準作業手順書
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/naro/sop/157815.html
原著論文
高山智光ら(2021) 粘着板に捕獲したイネウンカ類の自動計数に向けた画像認識技術の検出精度検証 農業情報研究 30(4): 174-184
https://www.jstage.jst.go.jp/article/air/30/4/30_174/_pdf/-char/ja
図表1 249142-1.png
研究内容 https://www.naro.go.jp/project/results/juten_fukyu/2021/juten08.html
カテゴリ 害虫 水稲 病害虫防除

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