課題名 |
DNAマイクロアレイを用いた清酒の高品質化 |
研究機関名 |
高知県工業技術センター
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研究分担 |
食品加工部
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研究期間 |
新H16~18 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:全国的に清酒の市場が著しく冷え込んでいく流れの中、県内酒造メーカーは製品の質を高め、吟醸酒に代表される付加価値の高い商品製造に力を注いでいる。そこで、本研究では、県産清酒の高品質化・酵母開発効率の向上を目的として、アサヒビール(株)から技術移転されたDNAマイクロアレイ解析技術を応用して、従来から一般的に行われている実用酵母開発戦略とは全く違った視点から、新たな醸造特性・香味性を有する優良酵母の選抜法を開発する。この成果を基に、香り高く、消費者の嗜好に合わせた味わい深い清酒製造に寄与する。計画:1)現在使用している優良酵母のDNAマイクロアレイによる解析(H16~17)○供試酵母培養条件の検討○培養・mRNA抽出○DNAマイクロアレイによる遺伝子発現状況データ取得2)清酒に新規あるいは優良な香味を与える遺伝子マーカーのスクリーニング(H17~18)○発現解析ソフトによる解析○既に機能が知られている遺伝子との相同性検索○実験室レベルでの代謝関連遺伝子の働きの解析3)清酒に悪影響を及ぼす酵素の活性をコントロールしている遺伝子群の探索(H17~18)○発現解析ソフトによる解析○既に機能が知られている遺伝子との相同性検索○実験室レベルでの酵素遺伝子の働きの解析4)遺伝子解析の結果に基づく実用酵母の取得方法の開発(H17~18)○薬剤耐性遺伝子の検索○栄養要求性株の取得方法開発○アルコール耐性能の高い株の取得方法開発5)実地醸造に向けた醸造試験(H18)○小スケール吟醸仕込み試験○中スケール吟醸仕込み試験○発酵液(清酒)の香味成分分析
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戦略 |
食品
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
新産業
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カテゴリ |
加工
薬剤耐性
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