課題名 |
家畜ふん等堆肥の品質評価法確立 |
研究機関名 |
長崎県総合農林試験場
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研究分担 |
土壌肥料科
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研究期間 |
完H13~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
堆肥等効率的施用技術に役立てるため、本県の家畜ふん等堆肥の品質及び分解特性を明らかにするとともに腐熟度など品質簡易評価法の確立試験を実施した。 豚ぷん堆肥と鶏ふん堆肥では、堆積日数が増加するに従ってアンモニア態窒素(NH4-N)含量の減少を認め、NH4-N含量が腐熟度指標となる可能性を示唆した。また、堆肥の腐熟判定の指標作物であるコマツナを使った発芽試験では、NH4-N含量が200~300mg/100g乾物を下回ると発芽率に影響がでないことが確認できた。 牛ふん堆肥では堆積日数が長くなるとNH4-N含量が低下し、硝酸態窒素(NO3-N)含量が増加する傾向が認められた。しかし、牛ふん堆肥を用いたコマツナの発芽試験の結果、NH4-N含量の違いによるコマツナの発芽率の差は認められなかった。 豚ぷん堆肥と鶏ふん堆肥では、NH4-N含量が腐熟度判定の参考になることを農業改良普及員を通じて農家へ情報を提供する。また、牛ふん堆肥については酸素消費量の違いによる指標作物への影響を確認し、品質評価法を確立する。
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研究対象 |
共通
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戦略 |
環境
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専門 |
土壌肥料
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部門 |
共通
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カテゴリ |
肥料
こまつな
施用技術
土壌管理技術
鶏
評価法
豚
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