課題名 |
せん定枝利用によるシイタケ栽培試験 |
研究機関名 |
愛知県森林・林業技術センター
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研究分担 |
技術開発部
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研究期間 |
完H13~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
大量に発生する果樹等のせん定枝は処理しがたく、その利用方法の一つとしてキノコ栽培培地基材が考えられる。一方シイタケの菌床栽培においては外国産の流入による価格低下によりコスト削減が求められていることから、現在使用されているコナラおが粉の代替として、せん定枝粉砕物の利用可能性を検討する。県内の果樹栽培面積からせん定枝発生量を推定すると、ミカン・カキ・イチジク・ナシの順であり、全体で年間約1万8千トンと推定された。ナシ、カキ、イチジクのせん定枝について栽培試験を実施したところ、それぞれを高い割合で混合した培地ではシイタケ子実体が十分に得られなかったが、品種の組み合わせによっては、ナシ、カキでは20~60%、イチジクでは20~40%の混入割合で利用可能であることがわかった。また、イチジクオガ粉を温水処理することにより、菌糸伸長が無処理に比べて改善されることがわかった。
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研究対象 |
シイタケ
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戦略 |
森林・林業・木材産業
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専門 |
バイテク・キノコ
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部門 |
バイテク・キノコ
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カテゴリ |
いちじく
かき
コスト
しいたけ
品種
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