仕上げ乾燥エネルギーの転換を考慮した乾燥方法の研究

課題名 仕上げ乾燥エネルギーの転換を考慮した乾燥方法の研究
研究機関名 熊本県林業研究指導所
研究分担 林産加工部
研究期間 継H15~17
年度 2003
摘要 目的:蒸煮減圧処理を前処理とする乾燥システムの開発に取り組む。今後、供給量増加が期待されるスギ中目材の有効活用には、大断面材である平角材の乾燥技術確立が緊急の課題である。環境負荷が小さい材料を供給するうえでは、乾燥に使用するエネルギー源の種類についても考慮すべきであろう。現に、各種乾燥方法の組み合わせが検討されるなかで、化石燃料の消費量は削減傾向にあるようにみえる。 今回は、天然乾燥中の蒸煮減圧処理材の寸法経時変化を測定し、処理が寸法変化に与える影響の確認、適切な天然乾燥時間の把握を目的とした。成果:経時変化の一例として処理材と無処理材の長辺側の収縮率変化を示す。処理の有無による収縮率の差はみられないが、収縮がほぼ収束するまでに要する時間は処理材の方が短い傾向であった。例示した処理材の蒸煮減圧処理条件は、処理条件の中では最も減圧時間が長く、処理後の材含水率は、材表層で15%程度、髄周辺で20%程度であった。この髄周辺の含水率が繊維飽和点以下に低下することが蒸煮減圧処理の特徴で、このことが早期の寸法安定に寄与していると推察される。今後、この特徴を生かした仕上げ乾燥条件の把握と仕上げ乾燥用の簡易施設の提案を検討する。
戦略 木材産業
専門 林業
部門 木材加工
カテゴリ 加工 乾燥

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