栽培漁業技術開発試験研究

課題名 栽培漁業技術開発試験研究
研究機関名 北海道立栽培漁業総合センター
研究分担 貝類部貝類第一科
貝類第二科
研究期間 継H11~16
年度 2003
摘要 目的:栽培漁業対象種(魚類、貝類、甲殻類など)の人工種苗生産技術を開発するために、親の確保・飼育、採卵、仔魚・幼稚仔の飼育環境、餌料条件などについて小規模な予備試験を実施するとともに、種苗生産や中間育成の工程中に生じる基本的な問題点の解明を行う。 1.餌料用微小藻類 経過の概要:餌料用微小藻Chaetoceros gracilisについて、光、温度条件をかえて培養試験を実施し、元株の効率的な保存方法及び拡大培養に適した条件等を検討した。 ・16℃、弱光で細胞数の減少が抑えられ、また、植え継ぎ後の細胞増殖速度も高いため、本条件は拡大培養に向けての株保存に適していると判断された。・18℃、16時間明期、8時間暗期で細胞数が最大となり、暗期を経ることは、拡大培養に好適な条件であると判断された。 問題点: 16℃未満での株保存と植え継ぎ後の増殖速度について検討していない。 2.マナマコ経過の概要:親ナマコ成熟促進技術の開発により、計画的採卵を可能にした。浮遊幼生飼育技術を改良し、高密度で高い生残率が見込める幼生飼育 技術を開発した。着底初期稚ナマコの着底率はU. lens、珪藻で高かったが、着底後30~60日以内の減耗が大きく、最適餌料は確定できなかった。また,大量死亡にシオダマリミジンコによる食害以外の要因も考えられた。 問題点:着底後の大量死亡のため、最適な初期餌料について解明できていない。大量死亡の原因が未解明である。3.アサリ経過の概要:平成13年度よりアサリ種苗生産技術に関する試験を行い、水酸化アンモニウムを用いた産卵誘発方法を確立し、受精卵および浮遊幼生の適正な飼育密度を明らかにした。さらに平成15年度には,浮遊幼生の飼育技術に関し,パブロバとキートセロスの複合給餌が有効であることを明らかにし,小規模水槽(100~200リットル水槽)を用いて着底期幼生を生産し,殻長約250μmの着底期幼生16.6万個体を網走市へと輸送する事ができた。問題点:今後、生産規模を拡大するためには、大型水槽の導入が必須であり、それに見合った飼育技術の改良が必要である。
研究対象 微小藻類、マナマコ
戦略 水産
専門 水産増養殖
部門 水産業
カテゴリ 飼育技術 輸送

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