課題名 | DNAマーカーを利用した豆類製品における品種判別 |
---|---|
研究機関名 |
北海道立中央農業試験場 |
研究分担 |
農産・遺伝子工学 |
研究期間 | 完H15~16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:北海道の主要品種を中心に、豆類加工製品からの品種識別法を確立する。計画:インゲンマメでは金時類を中心にカナダで報告のあったSSRマーカーについて検討した。アズキでは新たなSTSマーカーを検討するとともに生物研で開発中のSSRマーカーについて検討した。得られた成果:インゲンマメでは複数のSSRマーカーを用いることで金時類等の登録品種の識別が可能であった。アズキでは新たなSTSマーカーを加えることで、北海道の登録品種と輸入小豆との識別の信頼性が向上した。生物研の報告したSSRマーカーを供試した結果、品種間で多型が認められた。アズキでは登録品種に特異的なSTSマーカーを得たので、乾燥子実では信頼性の高い品種識別が可能となった。 残された問題点:加糖餡などの加工製品では複数の原料品種の混入やDNAの著しい断片化が予想されるため、効率的なDNA抽出法と識別性の高いSSRマーカーの探索が必要である。DNAシーケンサーを使用しないで品種判別を行うためには、アガロースあるいはポリアクリルアミドでも識別可能なSSRマーカーを選定する必要がある。 |
研究対象 | 大豆 |
戦略 | 作物育種、先端 |
専門 | 育種 |
部門 | 大豆 |
カテゴリ | あずき 育種 いんげんまめ 加工 乾燥 大豆 DNAマーカー 品種 |