課題名 |
大規模収穫・調製に適した品質向上のための小麦適期収穫システム 4)品質取引に向けたGIS・リモートセンシング情報に基づく仕分け集荷技術 |
研究機関名 |
北海道立中央農業試験場
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研究分担 |
農産・農産品質
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研究期間 |
完H14~16 |
年度 |
2004 |
摘要 |
目的:日本めん用小麦の品質と加工適性の関係を調査するとともに、やむを得ずタンパク質含量が高くなった生産物をパン用として利用することの可能性について、秋まき小麦「ホクシン」を用いて検討した。計画:(1)小麦の粉色の調査 (2)製めん試験 (3)製パン試験成果:(1)小麦粉のタンパク質含量が高くなるのに伴い、粉色L*(明度)および製めん試験における麺帯色L*が低くなった。 (2)小麦粉のタンパク質含量が高くなるのに伴い、パン比容積が高くなったが、春まき小麦には及ばなかった。パン比容積とクラム硬さの間には負の相関関係、パン比容積とクラム弾力性の間には正の相関関係があった。 (3)RVA最高粘度が20~50RVU程度の小麦粉は通常の最高粘度のものに比べ、パン比容積は高かったが、クラム弾力性は低かった。 (4)以上の結果から、秋まき小麦「ホクシン」は基本的には日本めん用であるが、タンパク質含量の高い生産物については、パン用としての利用も可能であると考えられた。また、最高粘度が低い生産物は日本めんに用いる場合と同様、パン用としての適性も劣ると考えられた。本成績は平成16年度成績会議において「秋まき小麦のタンパク質含量および糊化特性に基づく加工適性」として指導参考事項となった。
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研究対象 |
小麦
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戦略 |
土地利用型農業
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専門 |
食品流通
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部門 |
麦
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カテゴリ |
加工適性
小麦
リモートセンシング
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