課題名 | 生麦を用いたエライザ法によるDON分析のための前処理技術の確立 |
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研究機関名 |
北海道立中央農業試験場 |
研究分担 |
農産・農産品質 クリーン・病虫 |
研究期間 | 完H16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:ドライケミストリ-法による小麦α-アミラ-ゼ活性の簡易迅速測定システムの開発において用いている前処理技術が、生麦を用いたデオキシニバレノール(DON)分析の粉砕・抽出法として適応可能かどうかについて検討する。計画:(1)生麦を用いた粉砕・抽出方法の検討 (2)エライザ法によるDON濃度の分析成果:(1)生麦のDON分析には、α-アミラーゼ活性簡易迅速測定システムにおける前処理条件(ジェネレ-タ-の回転数;8000rpm、粉砕・抽出時間;120秒、抽出後の遠心分離時間;60秒、固液比1:6)がそのまま適用可能であった。また、抽出液としては、DON分析の慣行法と同様のイオン交換水、またはα-アミラーゼ抽出液のいずれもが利用可能であった。 (2)慣行法および生麦抽出法によるDON分析値の関係については、両者の間に高い正の相関関係(r=0.977**)が認められた。 (3)以上のように、生麦にも対応できる迅速な粉砕・抽出法が確立され、エライザ法による生麦のDON分析が可能となった。本成績は平成16年度成績会議において「エライザ法による生麦のデオキシニバレノール分析技術」として普及推進事項となった。 |
研究対象 | 小麦 |
戦略 | 土地利用型農業 |
専門 | 食品流通 |
部門 | 麦 |
カテゴリ | 小麦 分析技術 |