摘要 |
目的:本道の肉豚飼養実態および生産性に影響を与えている要因を解析し、対応策を検討する。方法:北海道養豚協議会会員農場について飼養規模、地域を考慮し抽出した55戸について肉豚飼養実態の聞き取り調査を実施した。調査項目:肉豚出荷成績、管理方法、データ管理法等成績の概要:肉豚平均出荷日齢は、生後171~180日の生産者が全体の33%(18戸)、181~190日が31%(17戸)、161~170日が15%(8戸)であり、170日以下が5.5%(3戸)だった。枝肉格付けで中以下の格落ちの主な理由で最も多かったのは厚脂と薄脂で、ともに36%であり、厚脂と薄脂の両方が同程度の割合で出る経営が13%あった。ウェット給飼を行っているのは全体の30%(17戸)、雌と去勢雄を別々の群にして管理しているのは15%(8戸)であった。成績などをパソコンの管理ソフトにより整理している生産者は全体の31%(17戸)で、ファックスでデータを送って整理した成績が送り返されるサービスを利用している生産者と自分で記帳している生産者が11%(6戸)であった。子豚の離乳は全体の8割が3週から4週の間で実施していた。21日齢離乳が全体の38%(21戸)で一番多く、次いで25日齢の25%(14戸)であった。
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