課題名 | 需要拡大のための省力的食味本位リンゴの生産・流通技術の確立 |
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研究機関名 |
岩手県農業研究センター |
研究分担 |
果樹 |
研究期間 | 完H13~16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的:りんごの輸入自由化、担い手の高齢化、若年層の消費減少など、リンゴ生産を取り巻く環境は激しさを増している。この現状を克服し、経営基盤の強化を図るため、消費志向に対応した葉取らずリンゴ、鮮度保証リンゴ、丸かじりリンゴ等の食味本位の果実を安定して省力的に生産する技術を開発するとともに、非破壊品質評価装置を活用した品質の評価技術や、鮮度保持技術を確立する。 到達目標:ア 「葉取らずリンゴ」の樹相診断技術、適正な樹体構成法等が明らかにされ、食味本位リンゴの均質化栽培技術が確立する。 イ 摘葉剤など新植調剤の実用化、着色系統を利用した着色管理の省力化技術等により、食味本位リンゴの省力・低コスト・平易化栽培技術が確立する。 ウ 開発技術の組み立て実証を行い、食味本位リンゴ栽培の経営指標を策定する。 予定成果(初年目):摘花剤の選抜及び作用機作を把握する 期待効果:ア 食味本位リンゴの栽培技術が確立することにより、栽培の平易化と労働時間の削減が図られ、コスト削減と新改植の促進が進む。 イ 消費者の支持を得られる、値頃感のある良食味リンゴの安定生産と供給が実現し、消費拡大の一助となる。 ウ 光センサー選果機の高度利用が可能となり、食味本位リンゴの安定供給に寄与するとともに、選果場の運営が改善される。 成果:本県では14選果場でリンゴの非破壊選果機が導入されており、一部では「葉取らずリンゴ」や「蜜入りリンゴ」の出荷に使用されている。しかし、多くはその機能を十分に活用しているとは言い難く、栽培指導に結びつけている事例もほとんど無い。(岩手農研セ1998年)優良着色系統の「みしまふじ」は、軽微な葉摘みでも十分な着色が得られ、着色管理の短縮が確認できた。(秋田果樹試1994年) |
研究対象 | リンゴ |
戦略 | 園芸 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 果樹 |
カテゴリ | 改植 経営管理 コスト 栽培技術 出荷調整 需要拡大 消費拡大 省力化 診断技術 鮮度保持技術 低コスト 評価法 良食味 りんご |