課題名 | 「ばら」と「洋種花木」を中心とした県特産花きの技術開発 |
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研究機関名 |
山形県立園芸試験場 |
研究分担 |
野菜花き研究部 |
研究期間 | 完H16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的、計画: ・本県で特産化を狙った花きを強化する技術開発を行なう。 (1)花きで生産が最も多い「ばら」のロックウール栽培で養液循環方式に転換する技術を開発する。 (2)「ビブルナム」などの洋種花木は県内生産について調査・試験を行なう。 (3)「スカビオサ」等、気象的に県内で特産化が有利な品目の作型設定を行なう。 期待される成果: (1)緩速ろ過循環養液栽培の実用化のための養液管理法。 (2)ティステング、マーケッテングによる有望性、作型可能性の判断。 (3)特産化できる寒冷地切り花の栽培技術確立。 得られた成果・実績 (1)循環方式給液の各成分濃度の変動は、アンモニア態窒素と銅を除きECと同程度の変動を示しており、ECによる養液制御の可能性が示唆された。 (2)マーケティングの結果、ライラック、シンフォリカルポス、スノーボール、アジサイ「アナベル」いずれの品目も、産地化しうる品目と判断された。シンフォリカルポスは枝を折り曲げることによって1~2ヶ月収穫期を抑制する可能性が高かった。 (3)ブプレウラムの秋出し作型に適した品種は「グリフィティ晩生」で、無加温では7月中旬は種、8月中旬定植で、10月中旬から収穫できた。スカビオサの秋出し作型において、「クイズサーモンピンク」「ルージュカーマイン」が適した。 成果の受け渡し先: ・県内花き産地 残された問題点: ・バラ緩速ろ過循環式養液栽培の実用化に向けた養液管理法、品種適応性。洋種枝物花木の促成、抑制技術確立。特産花きの探索と栽培技術確立。 |
研究対象 | バラ、枝物花木、切り花一般 |
戦略 | 園芸 |
専門 | 栽培生理 |
部門 | 花き |
カテゴリ | あじさい 栽培技術 シンフォリカルポス ばら ビブルナム 品種 ブプレウラム 養液栽培 |