課題名 | 新農業資材の実用化技術の開発(新肥料及び新資材に関する試験) |
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研究機関名 |
山形県立園芸試験場 |
研究分担 |
環境研究部 果樹研究部 野菜花き研究部 |
研究期間 | 完H16 |
年度 | 2004 |
摘要 | 目的、計画: ・新たに開発された農業資材(肥料、生産資材等)について、効果、省力性、経済性、安全性等について本県の地域特性をもとに検討を行う。 期待される成果: ・効果の高い肥料や新資材の使用法が開発され、県の栽培指針、振興指標等に掲載し、安全安心な農作物を消費者に提供するとともに、農家経営の安定に寄与する。 得られた成果: ・ほうれんそうの収量・品質に対する「おいしい菜255」の施用効果を検討した結果、対照区のS604と同等の収量が確保されたが、収穫物のNO3―濃度低下効果は認められなかった。 ・すいか育苗ポット全量施肥については、硝安系S型100日タイプ肥料を全量ポット施肥することで標準区並みの収量が得られた。 ・新規殺ダニ剤・バロックフロアブルの抵抗性個体群は、使用停止から3年では感受性は回復しないことが示唆された。 ・ほうれんそうに液肥28号を散布したが、収穫物の硝酸態窒素濃度が1時的に下がる可能性が伺えたが、安定的に硝酸を低下させる資材では無かった。 ・セイヨウナシ「ラ・フランス」に対しての鮮度保持フィルム、プリグリーンNA-A及びNA-Bの効果は判然としなかった。また、オウトウに対しての鮮度保持フィルムP-プラス1及びプラス2の効果を検討した結果、プラス1はプラス2より鮮度保持効果が劣っていた。又、フードパックに較べ乾燥による品質低下を低減できた。 ・再生資材(まごころ雨除けシート)をオウトウ栽培で検討した結果、やや光りの透過性が低下する事が影響し、果実の着色が劣り、熟期がやや遅れる。また、ブドウ栽培においては着色等品質には問題なく一般栽培に利用可能であった。 成果の受け渡し先: ・県の栽培指針、振興指針等に掲載し栽培農家への普及。 |
研究対象 | おうとう、ぶどう、ほうれんそう、すいか等 |
戦略 | 園芸 |
部門 | 果樹・野菜・花き |
カテゴリ | 肥料 育苗 おうとう 乾燥 経営管理 すいか 施肥 抵抗性 ぶどう ほうれんそう |