課題名 |
雑穀類品種選定と主要畑作物栽培法確立試験 |
研究機関名 |
茨城県農業総合センター農業研究所
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研究分担 |
作物研究室
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研究期間 |
継H14~18 |
年度 |
2004 |
摘要 |
目的:雑穀類(落花生・かんしょ)の品種選定と、主要畑作物(陸稲・麦類・大豆・落花生・そば・かんしょ)の新奨励品種や有望系統についてその特性にあった高品質・安定多収栽培法を確立する。方法:新しく育成された落花生・かんしょの新系統について、本県での適応性(収量性・品質・食味等)を検討する。また、主要畑作物(陸稲・麦類・大豆・落花生・そば・かんしょ)の新品種・有望系統について、その特性にあった適播種期、適栽植密度、施肥量、収穫適期、雑草防除等を解明する。成果の概要:(i)ウイルスフリー化したべにまさり系統は非フリーに比べ帯状粗皮病(ウイルス病)の発生が無く、いもの皮色は改善されるが、いもの肥大が良好となるため丸品率が高くなることが明らかとなった。系統は早期に肥大する特性のある(2L品以上の収量が高い)茨城128、131が有望と考えられた。(ii)2節植え~5節植えでは収量や外観品質に及ぼす影響は認められなかった。ただし、いものサイズ別個数については差が認められ、M品~2S品いも数を増加させるには4節植えが有効と考えられた。(iii)べにまさりをベニアズマと同温度で管理した場合、主茎の伸長および葉の展開速度は劣ることが確認された。また、べにまさりはベニアズマより5℃高く管理することでベニアズマと同等以上の苗(長さ、葉数)が得られることが明らかとなった。(iv)べにまさりはベニアズマと比べると同一在圃日数では収量はやや低いものの、いずれの時期に掘り取ってもA品率が高いことが確認された。また、べにまさりはベニアズマと比べると在圃日数100日ぐらいまでは食感が劣り甘みが少なく食味評価が劣ることから、べにまさりの掘り取り適期(適在圃日数)はベニアズマと食味評価がほぼ同等となる挿苗後110日以降が良いと考えられた。
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研究対象 |
共通
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戦略 |
土地利用型農業
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専門 |
栽培生理
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部門 |
甘しょ・その他の作物
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カテゴリ |
病害虫
かんしょ
雑草
新品種
施肥
そば
大豆
播種
品種
陸稲
良食味
その他の作物
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