課題名 |
血中硝酸態窒素濃度の野外調査及び生体に及ぼす影響調査 |
研究機関名 |
栃木県県央家畜保健衛生所
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研究分担 |
家畜衛生研究部
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研究期間 |
完H14~16 |
年度 |
2004 |
摘要 |
研究のねらい:・野外飼養牛における血中硝酸態窒素濃度の実態を把握する。・血中濃度と疾病発生状況との関連等を解明する。 これらをもとに農家を指導し、生産性向上、疾病予防、畜産環境対策等の一助とするため。研究の内容:・研究遂行上の問題点の解消 血中硝酸態窒素濃度の測定上・・・1頭あたりのコストが掛かりすぎる。 一度に多数検体処理が出来ない。新たな前処理方法を考案、低コスト化・効率化を図った。(1)1検体約200円のコストダウン(100検体で2万円得)(2)オートサンプラーを利用可能(16/日 60/日処理)(3)従来法の成績とほぼ同じ (y=0.9063x+0.0061)実績:確立した検査方法を野外血清に(65戸920頭)に応用し、血中硝酸態窒素濃度と疾病の発生率・廃用率等との関係を解析した。血中硝酸態窒素濃度が高い個体は生存率が低く、生存牛でも乳房炎・蹄関節疾患の発生率が高くなる傾向にあったが、硝酸態窒素との因果関係を特定するに至らず、生産性に及ぼす影響についても確認できなかった。
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研究対象 |
乳・肉用牛
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戦略 |
畜産
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専門 |
家畜衛生
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部門 |
牛
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カテゴリ |
環境対策
コスト
飼育技術
低コスト
肉牛
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