省力低コストで高品質な堆肥を製造する技術および堆肥活用技術の開発

課題名 省力低コストで高品質な堆肥を製造する技術および堆肥活用技術の開発
研究機関名 群馬県畜産試験場
研究分担 畜産環境グループ
研究期間 完H14~16
年度 2004
摘要  恒久的な堆肥化処理施設の建設が困難な中小規模農家でも適正なふん処理を可能にする簡易で省力低コストふん処理技術の開発を行った。1.簡易低コスト化技術 堆肥化は防水シートと通気性シートおよびブロア等を用いると、1カ月間切返しなしで堆肥が製造できた。しかし、通気シートの違いによりできあがり堆肥の水分量は異なり、防水・透湿・通気性不織布では50%だが、穴あきポリエチレンでは60%強であった。不織布を使用すれば堆肥は、水分調整資材として再利用が可能であり、乳牛40頭飼養の場合で約24万円の費用で設置できると試算された。2.堆肥等の品質向上技術 ペレット化による豚ぷん堆肥の窒素無機化について検討したところ、未加工に比べペレットは無機化率、小松菜の生育共に良い結果が得られ、ペレット化の有効性が確認できた。3.堆肥の養分供給力推定方法の改良 中山間地、高冷地を対象にした堆肥施用量・肥料成分供給量計算ソフトの開発を継続した。4.その他 キャベツ畑は化成肥料や有機肥料のみで堆肥を施用しない場合、土壌の圧密化や排水性の低下が認められた。当場の推定式を用いた堆肥の肥効試験では、ネギの栽培試験を継続し、妥当性を確認できた。コンニャクの根ぐされ病に対して堆肥の熟度のちがいによる発病度への影響を継続検討したところ、未熟な堆肥では発病を増加させる傾向が認められた。この発病の程度は施用した易分解有機物の量に比例し、灰分に反比例する傾向が認められた。
研究対象 ふん尿
戦略 畜産、環境
専門 環境
部門 その他家畜
カテゴリ 土づくり 肥料 加工 キャベツ こんにゃく 中山間地域 低コスト 乳牛 ねぎ 排水性

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