課題名 |
乳肉用牛の放牧管理技術の開発 (1)搾乳牛の小規模放牧技術 |
研究機関名 |
山梨県酪農試験場
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研究分担 |
草地環境
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研究期間 |
H13~18 |
年度 |
2004 |
摘要 |
1)放牧条件下における牧草品種の評価 前年度に引き続き4草種6品種を供試して乳用育成牛3頭による放牧試験を行ったが、前年度は乾物生産量が低かったため、前年度よりも放牧前草高をハイブリッドライグラスは10cm、他の草種は5cm高く設定した。その結果、放牧回数は減ったが放牧前現存量は概ね100kg/10a以上を確保できた。乾物生産量もハイブリッドライグラスとペレニアルライグラスでは8月初旬までに前年の年間生産量とほぼ同じレベルとなったことから、山梨県の中間地では利用草高をやや高めに設定する必要があると考えられた。こうしたことから、今回の試験は8月初旬で中止し、試験草地を更新して次年度から再度試験を行うこととした。 2)搾乳放牧の実証調査 搾乳牛3頭を用いて、5月~10月末までに1日4時間(夏期1ヶ月半は早朝3時間)の放牧を行った。 放牧開始に伴う給与飼料の変更を前年度までよりも日数をかけて行った結果、本年度は放牧開始直後の乳量低下はほとんどみられなかった。また、気温上昇時も牛舎内で飼料給与量を多くしたため、前年度までのような極端な乳量の低下はみられなかった。 放牧草の依存率を高めるため、1牧区2aのまま放牧開始を前年度より遅らせ、放牧前の割当草量を増加させて放牧したが、5~6月の食草量は1kg/頭/日以上増加したものの、7月以降の食草量は前年度と大きな差はなかった。
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研究対象 |
牛
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戦略 |
畜産
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専門 |
飼養管理
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部門 |
牛
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カテゴリ |
管理技術
飼育技術
肉牛
乳牛
品種
放牧技術
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