課題名 |
乳肉用牛の放牧管理技術の開発 (2)牛の行動特性利用による低投入・軽労型肉用牛林間放牧技術の開発 |
研究機関名 |
山梨県酪農試験場
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研究分担 |
草地環境
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研究期間 |
H15~19 |
年度 |
2004 |
摘要 |
試験草地を北杜市樫山牧場、秋穂飼料作物による冬季放牧試験地を酪農試験場内に、夏季放牧試験林地を既存の秋季放牧試験林地の隣接地にそれぞれ設置し、周年放牧試験と夏季林間放牧試験を開始した。 試験草地における5~8月の通常放牧期間中の平均DGは0.26と体重はやや増加傾向にあったが、夏季林地転牧後14日間で20kg程度体重が減少した。一方、秋季林地では体重の維持は可能であり、ASP放牧では体重が増加した。冬季放牧試験は1月以降実施する予定である。 夏季林地はミヤコザサと灌木類が主体であったが、秋季林地は夏季林地と比べると野草種の構成は複雑で可食部現存量も少なかった。林地における可食部の飼料成分は、夏季、秋季ともCP含量は12%程度、TDN含量は46~48%程度で繁殖雌牛の放牧には問題が無いと考えられたが、夏季林地では体重が低下しており、次年度以降さらに検討が必要と思われた。また、秋季林地における推定牧養力(CD/ha)は90程度となるが、10月上旬以降は体重が減少していることから、10月は林床植物の枯死等による乾物損失や栄養価の低下が著しいことが推察された。
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研究対象 |
牛
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戦略 |
畜産
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専門 |
飼養管理
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部門 |
牛
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カテゴリ |
管理技術
飼育技術
飼料作物
肉牛
乳牛
繁殖性改善
放牧技術
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