受胎率向上のための受精卵の凍結融解方法の検討

課題名 受胎率向上のための受精卵の凍結融解方法の検討
研究機関名 京都府畜産技術センター
研究分担 碇高原牧場繁殖技術部
研究期間 継H14~16
年度 2004
摘要 1.目的:現在実施されているダイレクト移植の受精卵凍結融解方法は、エチレングリコールに糖の添加などさまざまな修正が試みられているが、どの手法が優れているか不明な点が多く地域差の一因となっていると考えられる。そこで、各府県で行われているダイレクト移植の受精卵凍結融解方法について検討を行い大規模な移植試験を実施し、受胎率の向上を目指す。2002年度の試験では、20%子牛血清(CS)から0.4%牛血清アルブミン(BSA)基礎溶液への代替可能性が示唆された。そこで、今回は耐凍剤に胚凍結時の緩衝効果が期待できる0.1Mシュークロース(Su)を加えた0.4%BSA基礎溶液(BSA+Su区)及び20%CS基礎溶液(CS+Su区)の受胎率について検討する。2.方法(1) 供試胚:当場繋養黒毛和種6頭から7日目に回収した胚で、A、A’及びBランク胚33個を用いた。(2) 耐凍剤及び基礎溶液: BSA+Su区:1.8Mエチレングリコール+0.1MSu+0.4%BSA加PBS  CS+Su区 :1.8Mエチレングリコール+0.1MSu+20%CS加PBS(3) 凍結方法:耐凍剤平衡は採胚から1時間以内に開始し室温(20~25℃)で10~15分間行い、植氷は-7℃の冷却槽にストローを入れ2分後に行い、10分間-7℃に保持する。冷却速度は、-30℃まで毎分0.3℃で冷却を行い、-30℃に達したら液体窒素に投入する。(4) 融解方法:液体窒素からストローを取り出し空気中に6秒保持後、30℃の微温湯中で20秒静置する。(5) 調査項目:移植成績3.結果の概要(1)BSA+Su区とCS+Su区の受胎率には有意な差は認められなかったがBSA+Su区は70.6%と高受胎率が得られた。また、受胚牛の品種、産歴による差も認められなかった。(2)胚の受胎率に有意な差が認められなかったことから、CSの代替としてBSAの利用が可能であると考えられた。4.今後の問題点と次年度以降の計画:融解時のエアーソーイング時間の違いで移植試験を行う。5.結果の発表、活用等:当センター試験成績書第2号に掲載予定
研究対象 肉用牛
戦略 畜産
専門 飼養管理
部門 牛
カテゴリ 飼育技術 受胎率向上 肉牛 品種

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