飼料イネのモミの漏生を考えた栽培法の確立

課題名 飼料イネのモミの漏生を考えた栽培法の確立
研究機関名 京都府畜産技術センター
研究分担 経営・指導部
研究期間 継H16~18
年度 2004
摘要 1.目的:一般水稲よりモミの脱粒が難とされる飼料イネ専用品種であっても、刈取り時のモミの脱粒を完全に防止することはできない。また、刈取り適期の黄熟期ではモミは既に発芽能力を有しており、次作が一般水稲の場合、漏生が起こり食用米の品質に影響を及ぼすことが懸念される。そこで、飼料イネ作付け後のモミの脱粒状態や漏生の影響を把握するとともに、一般水稲と組み合わせる場合の栽培方法を検討する。本年は飼料イネ作付け後のモミの脱粒状態や漏生の影響について検討を行う。2.方法(1年目)(1)供試品種:クサノホシ(晩生)、クサホナミ(晩生)。前植生 ホシアオバ(早中生)(2)供試ほ場:大畠地区ほ場17.45a(3)栽培方法:平成16年5月23日に播種を行い、落水発芽法を実施。播種方法:湛水直播(動力散粒機による表面散播)(4)調査項目:生育状況、収穫量、漏生状況、脱粒モミの発芽能力、刈取り後の脱粒状況3.結果の概要(1)生育状況:出芽揃いはクサノホシは5月31日、クサホナミは2日遅い6月2日であったが、出穂期はクサホナミが早く8月29日であり、クサノホシは2日遅い9月1日であった。出穂後に台風18(9月7日)及び、21(10月1日)号が現地に接近し、いずれも強風にみまわれたが、クサノホシは影響を受けず、クサホナミは粗植部分が倒伏した。黄熟初期はクサノホシ、クサホナミが10月1日であった。(2)収量状況:10月12日に収量調査した結果、クサノホシが稈長63.4±5.2cm、穂長50.2±5.4cmであり、茎数はクサノホシが262本、クサホナミが207本であった。収量はクサノホシ2.48kg/m2、クサホナミ2,15kg/m2であった。(3)漏生状況:前作(ホシアオバ:早中生)の漏生が 10aあたり10本見られた。(4)刈取り後の脱粒状況刈り取り直後に台風23号(10月20日)が現地付近を通過し試験ほ場が大きく冠水したため、脱粒の状況を把握することができなかった。なお、その後、調査を継続したところ、水はけが悪い場所で出芽が見られた。4.今後の問題点と次年度以降の計画(1)漏生モミの発芽調査(2)次作、移植栽培における漏生状況調査(次作 食用イネ:コシヒカリを使用)(3)次作、湛水直播時の漏生防止技術の検討(4)飼料イネの2回刈り技術の検討5.結果の発表、活用等:京都府畜産技術センター研究報告書(205)に掲載予定
研究対象 飼料イネ
戦略 畜産
専門 飼養管理
部門 草地・飼料作
カテゴリ 飼育技術 水稲 播種 品種

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