課題名 | 家畜伝染病による鶏卵移動禁止措置等の緊急事態における鶏卵生産調整技術の開発 |
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研究機関名 |
京都府畜産技術センター |
研究分担 |
経営・指導部 |
研究期間 | 新H17~19 |
年度 | 2004 |
摘要 | 1.背景・目的:家畜伝染病予防法では、家禽伝染病として高病原性鳥インフルエンザ、家禽コレラ、ニューカッスル病、家禽サルモネラ感染症の4種類が定められている。このうち高病原性鳥インフルエンザ発生に伴う鶏卵移動禁止措置により発生する鶏卵の保管・廃棄費用、飼料費等の莫大な社会的経済的損失は記憶に新しいところである。このような緊急時の避難措置として、一般的に採卵鶏450日齢以降に用いられる絶食により強制的に休産させ、産卵率、卵質及び飼料要求率を改善し経済性を向上させる強制換羽技術がある。しかしながら、この方式は、鶏体へ非常に強い負荷を与える。このため、450日齢以降の採卵鶏で確認されている給餌量の調整による産卵休止技術を応用し、移動制限区域内の全採卵鶏(150~600日齢)の移動制限期間中における新たな人為的鶏卵生産調整技術の開発が求められている。この技術が確立されれば、鶏体へそれほど負担をかけずに人為的な休産のコントロールが可能となり、鶏卵の保管・廃棄経費並びに飼料費を大幅に抑制することができる。2.既往の関連成果:維持量の70%を15日間定量給与する強制換羽法は、定法と同程度の産卵成績が得られ、無絶食強制換羽法として有望である。(藤中ほか 兵庫県農総技セ)3.期待される成果(1)定量給餌の日数の調整による鶏卵生産調整技術の確立(2)移動禁止時における鶏卵の保管・廃棄費用の削減(3)移動禁止時における無駄な飼料費用の削減(4)死亡鶏の安全な廃棄処理による環境対策の確立 |
研究対象 | 鶏 |
戦略 | 畜産 |
専門 | 飼養管理 |
部門 | 鶏 |
カテゴリ | 環境対策 飼育技術 鶏 |