課題名 | 道産野菜における硝酸塩の実態と低減指針の策定 |
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研究機関名 |
北海道立中央農業試験場 |
研究分担 |
クリーン・土壌生態 |
研究期間 | 完H16~17 |
年度 | 2005 |
摘要 | 目的:道産野菜の品質向上に資するため、ほうれんそう、こまつな、みずな、だいこんの硝酸塩含量の実態と変動要因について検討する。計画:1)栽培履歴の聞き取り。2)作物体の硝酸塩含量、作付け前および跡地土壌の硝酸態窒素含量・熱水抽出性窒素含量の把握。得られた成果:1)ほうれんそうの硝酸塩含量の全平均は290mg/100gであり、生育期が高温である8月>9月>7月>6月収穫の順に高く、また産地間差も認められた。2)こまつなの硝酸塩含量の全平均は586mg/100gで収穫時期による変動幅は小さく、みずなは719mg/100gで9月収穫以降に高い傾向を示した。3)だいこんの硝酸塩含量の全平均は126mg/100gで産地・作型間差は明らかでなかった。4)ほうれんそうの硝酸塩含量に及ぼす土壌窒素肥沃度の影響をみると、1作目の6月収穫では熱水抽出性窒素含量(熱抽N)の、また2作目以降の7月および9月収穫では作付前の土壌硝酸態窒素含量と熱抽Nの影響が認められた。5)以上から、道産野菜の硝酸塩含量低減化には、施肥対応等を含めた、土壌窒素肥沃度に留意した管理が重要であることが明らかになった。 |
専門 | 土壌肥料 |
部門 | 野菜 |
カテゴリ | 肥料 こまつな 施肥 だいこん 土壌管理技術 ほうれんそう みずな |