課題名 |
網走管内におけるクリーニングクロップの導入による残存硝酸性窒素の低減技術の開発 |
研究機関名 |
北海道立北見農業試験場
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研究分担 |
作物研究部栽培環境科
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研究期間 |
継H16~20 |
年度 |
2005 |
摘要 |
試験目的:深層の硝酸性窒素を吸収でき,かつ,営農に組み入れられる作物を選定し,深層の硝酸性窒素の吸収特性と栽培特性を明らかにする。もって,網走管内の地下水中の硝酸性窒素を低減化を図る。成績の概要:○後作緑肥3作物の乾物重および窒素吸収量は播種時期で異なり,8月中下旬に播種するとライムギで最も多く,9月以降に播種するとシロカラシで最も多く,これらの窒素吸収量は9月中旬頃までに播種すると5~6kg/10aであった。根域はシロカラシで最も深かったが,各緑肥とも8月下旬までの播種では60~70cmの深さに達したが,9月中旬以降の播種では20cm程度の深さ(エンバク)にしか達しなかった。○休閑作物の根域は,飼料用とうもろこしでは深さ60~70cmで,そばでは深さ70~80cmで,無毒性大麻では深さ110~120cmであった。無毒性大麻の根域は7月中旬に播種したシロカラシの根域とは同程度であった。各作物の栽培跡地の硝酸性窒素量は根が到達した深さまでは減少していた。○播種5ケ月後の無毒性大麻の草丈,茎径,乾物重は飼料用とうもろこしを上回った。
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研究対象 |
共通
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専門 |
土壌肥料
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部門 |
共通
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カテゴリ |
肥料
くり
飼料用作物
そば
とうもろこし
土壌管理技術
播種
ライ麦
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