課題名 |
飼料イネの特性を活かした地域資源活用型の飼料給与技術の開発 |
研究機関名 |
新潟県農業総合研究所畜産研究センター
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研究分担 |
酪農肉牛
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研究期間 |
完H15~17 |
年度 |
2005 |
摘要 |
寒冷地南部で今後普及が見込まれる早生の飼料用イネ専用品種の有望系統について飼料特性を明らかにするとともに、それらを主要な粗飼料源とする乳牛給与用TMRについて食品製造副産物等に組み入れた給与技術を開発し、飼料イネの普及定着及び飼料自給率の向上に資する。(i)地域に適する飼料イネの飼料特性の解明(ii)食品製造副産物等の給与が乳生産に及ぼす影響の解明(iii)地域資源活用型給与技術の開発(iv)稲発酵粗飼料を基幹とするTMRセンター設置に向けた検討得られた成果:(i)搾乳牛には夢あおばを多肥栽培し、糊熟期に収穫することで乳生産に好影響をもたらすと考えられた。黒毛和種肥育牛には、極端な多肥栽培をせず、必要に応じて予乾を取り入れることで、βカロテンの低い稲発酵粗飼料の給与が可能と考えられる。 (ii)(iii)稲発酵粗飼料を主な粗飼料源とするTMRにおいて、給与飼料中の穀類等の20%をビール粕・トウフ粕に等量ずつ代替しても同等以上の乳生産が得られた。 (iv)TMR給与という統一飼料内容を生かした特徴ある生乳をある程度出荷するためには、例えば飼養頭数300頭以上といった一定規模の条件を満たす必要がある。TMR移行に対する分離給与農家の不安も示されたことからそれらを低減する手立ても必要である。
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研究対象 |
乳用牛
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専門 |
飼養管理
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部門 |
牛
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カテゴリ |
飼育技術
出荷調整
飼料用作物
乳牛
品種
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