実需に対応した麦・大豆の高品質生産技術 　２ 麦茶用大麦栽培における生産技術の確立

• 研究機関名: 石川県農業総合研究センター
• 研究分担: 育種G
• 研究期間: 完H16～17
• 年度: 2005
• 摘要: 目的：麦茶用として玄麦タンパク含有率を高めるために多肥栽培した大麦品種を用い、焙煎適性を検討する。また、麦茶加工適性の高い大麦を生産するため、タンパク含有率10.5％以上を目標とする施肥体系を確立する。; 得られた成果：(i)供試したファイバースノウ、東山皮94号、ミノリムギの3品種は焙煎適性に大差はないが、ファイバースノウが収量性が高く品質も優れていることから、麦茶用途として適していると考えられる。(ii)タンパク含有率は、穂揃期追肥無施用区では8.6％、2kgN/10a施用区では9.6％、4kgN/10a施用区では9.8％と追肥量に伴って高くなったが、2kgN/10aから4kgN/10aへの増肥の効果は小さかった。また、千粒重、容積重についても同様に穂揃期追肥による上昇効果が認められたが、2kgN/10aから4kgN/10aの増肥効果は判然としなかった。
• 研究対象: 麦
• 専門: 栽培生理
• 部門: 麦
• カテゴリ: 大麦 加工適性 高品質生産技術 施肥 大豆 品種 麦茶