外来雑草防除技術試験

課題名 外来雑草防除技術試験
研究機関名 滋賀県畜産技術振興センター
研究分担 大家畜生産技術担当
研究期間 継H15~18
年度 2005
摘要 ワルナスビは鋭い刺と有害物質ソラニンを有する代表的な外来強害雑草である。トウモロコシサイレージ混入すると、著しく品質を低下させる。有効な除草剤は無く、防除法もまだ確立されていない。ほ場で一旦発生すると根絶は困難である。本県では平成14年の調査で発生が確認されている。今回、生物学的な防除法として、ワルナスビの発芽や生育を抑制する競合作物について調査した。雑草の拡散を防ぐため、試験区としてプランター(L45×W27×H17cm)を使用した。ワルナスビ種子を1区当たり10粒ずつと夏作物種子を組み合わせて平成15年6月13日に播種した。ワルナスビの発芽始め日は、ワルナスビ単独区、デントコーン、スイートコーン、スーダングラス、コスモス、ヒマワリの各組み合わせ区では播種後17日目である。ギニアグラスの組み合わせ区では播種後20日目である。ソルガムとの組み合わせ区では播種後53日目まで発芽が見られず、68日目に3本の発芽が認められる。ワルナスビの生育状況および確認本数についてみると、ソルガムとの組み合わせ区では、播種後68日目と87日目に小が3本、96日目には小2本が認められる。スーダングラスとの組み合わせ区では、播種後45日目に2本、53日目に1本が認められるが、68日目以降は生存個体は認められない。ギニアグラスとの組み合わせ区では、播種後45日目に3本、53日目に1本が認められるが、68日目以降は生存個体は認められない。その他の組み合わせでは、ワルナスビの生育は単独播種区と差が見られない。ソルガム、スーダングラス、ギニアグラスにはワルナスビの生育抑制が期待される。実際の発生ほ場でこれらを播種して効果を検討する必要がある。
研究対象 共通
戦略 土地利用型農業、畜産
専門 栽培生理
部門 草地・飼料作
カテゴリ 病害虫 コスモス 雑草 除草剤 ソルガム トウモロコシサイレージ なす 播種 ひまわり 防除

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