| 課題名 | 黒毛和種の効率的な採胚と採胚後の早期受胎技術 |
|---|---|
| 研究機関名 |
京都府畜産技術センター |
| 研究分担 |
碇牧・繁殖技術部 |
| 研究期間 | 継H16~18 |
| 年度 | 2005 |
| 摘要 | 1.目的:府内の優良繁殖雌牛群の早期増殖を図るため、高育種価牛からの効率的な胚生産が急務となっているが、長期間供用した供胚牛は正常胚の生産が経時的に減少するとともに採胚後の受胎が困難になっている。そこで、通常の分娩サイクルの間にCIDRを利用した2連続採胚を組み入れることによりリフレッシュ効果による採胚成績の向上を図り、併せて、採胚終了後に早期に受胎させることにより胚生産と子牛生産を両立できる技術を検討する。 2.方法: (1)供試牛:当場繋養黒毛和種経産牛4頭(年齢4.6±0.5才、産次2.8±0.5産) (2)試験方法:以下の方法により28日間隔で2連続採胚を行った。1回目採胚の過剰排卵処理(SOV)は、分娩後35日目前後に性周期に関係なく、CIDRを挿入し、卵胞刺激ホルモン(FSH:アントリンR)を20AU、3日間で漸減投与(5,5,3,3,2,2)した。12日目にPG3ml(クロプロステノール750μg)及びCIDRの抜去、14、15日目に人工授精(AI)を行い、21日目に採胚を実施した。2回目採胚は1回目採胚後、14日目にCIDRを挿入、17日目からSOVを開始し、以降は1回目採胚と同様の方法でSOVを行い、28日間隔の2連続採胚を行った。採胚直後には受胎防止、正常周期への早期回復のためPGを投与した。2回目の採胚終了後6日目からCIDR-Ovsynchを開始し、初回AIは採胚終了後15日目に実施した。 (3)調査項目:採胚成績(回収胚数、正常胚数、正常胚率)、採胚後の受胎成績(受胎までの日数、授精回数、分娩間隔) 3.結果の概要 (1)供試牛の概要は年齢4.6±0.5才、産歴2.8±0.5産であり、採胚時の分娩からの経過日数は1回目が55.5±1.7日、2回目が83.5日±1.7日であった。 (2)採胚成績は1回目が回収胚数17.3±5.7個、正常胚数7.5±4.8個、2回目が回収胚数14.5±1.3個、正常胚数10.0±4.2個であり、2回の採胚により1頭当たり計17.5±9.0個の正常胚数が得られ、正常胚率の平均は53.1%であった。 (3)採胚後の受胎までの日数は25.5±20.4日、授精回数は1.3±0.5回となった。分娩間隔は13.14±0.64か月であり、平均して1.08年で1産2採胚が可能となった。 4.今後の問題点と次年度以降の課題:採胚後の早期受胎を図り、1年1産2採胚技術を確立する。 5.結果の発表、活用等:京都府畜産技術センター試験研究成績書第3号(2006)に掲載予定 |
| 研究対象 | 肉用牛 |
| 専門 | 飼養管理 |
| 部門 | 牛 |
| カテゴリ | 育種 飼育技術 肉牛 繁殖性改善 |